紹介:高木竜輔

高木 竜輔 (たかぎ りょうすけ) のプロフィール

1.これまでの研究・ご縁から福島とのかかわり

 元々、私(高木)は島根県出身ですが、2008年にいわき明星大学に着任し、丁度3年目が終わる頃、今回の震災に遭遇しました。その後、ご縁があって、いわきの子育て団体とかかわっています。そのなかで、震災後にいわきのお母さんたちのおかれた状況や生活上の諸問題に関して、いろいろお話を聞く機会がありました。いわきの街が日常を取り戻そうとするなかでも、子どもの事を心配するお母さんの悩みは今も続いていることを痛感しています。「福島子ども健康プロジェクト」の調査や相談会などの活動にかかわる中で、福島のお母さんたちが抱えている悩みや生活上の問題を少しでも和らげることに役立つことができればと考えています。特に、福島県内の大学に勤めていますので、その場限りのイベントでなく、継続的に福島の子どもとお母さんたちにかかわり、子どもたちが元気に成長する、また、お母さんたちが震災や原発事故の影響を少しでも軽減できるような活動をしていきたいと考えています。

近年、国内外において大規模災害にしばしば見舞われるようになりましたが、これまで大きな災害に自らが遭遇する機会はありませんでした。それだけに今回の東日本大震災は、自らも大きな震災にあい、一時、実家の島根県に避難したという意味もあって、大きな衝撃を受けました。経験しなければ分からないというのは研究者としては恥ずかしい話ですが、ただそれだけに、他人事ではないこの前代未聞の災害について、地元の研究者としてかかわっていきたいと考えています。

 震災後、いわき市内の津波被災地に対する災害ボランティア活動をおこなっていました。沿岸部には無惨に破壊された家々があり、今回の震災のすさまじさを実感しました。他方で家屋の全壊を免れた家であっても津波の浸水被害にあっていること、また見えない放射能への恐怖は訪れた方々すべてに共通する悩みです。また原発周辺に生活していて避難を余儀なくされた方々も、いわき市にはたくさんいらっしゃいます。そういった中で、現在、浜通りで避難を余儀なくされた人々への聞き取り調査や質問紙調査も実施しています。またいわきを含めた浜通りを対象とした東日本大震災に対する証言記録を収集しているところです。

2.上記にかかわる写真・映像、ホームページ(大学HPに掲載分も含む)

●いわき地域復興センター http://www.revive-iwaki.net/

この事業のなかで、東日本大震災に関する証言記録を集めています。近々、専用のホームページを立ち上げる予定です。

●いわき明星大学 復興への取り組み紹介ブログ

http://d.hatena.ne.jp/imu-fukko-info/

いわき明星大学での研究を中心とした成果報告を発信しています。一部の研究成果は読むこともできます。

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