紹介:成 元哲

成元哲 (そん うぉんちょる) のプロフィール

 

1.これまでの研究・ご縁から福島とのかかわり

 私の出身は韓国ですが、1990年代初めに日本の公害・環境問題を勉強するために来日し、20年が過ぎました。日本で最初に見学したのが青森県六ヶ所村の核燃料サイクル施設でした。また最初の本格的な現地調査も原発建設の是非を問う新潟県巻町(現、新潟市)の住民投票運動でした。こうしてみると、最初から原発に縁があったなと思います。

    ここ10年余りは、既に「終わった」とされた水俣病の現状を知るべく熊本・鹿児島の不知火(しらぬい)海沿岸の集落を訪ね歩きました。水俣病の発生から半世紀近くなる頃でしたが、多くの潜在患者が体調不良や健康不安を抱えながらも、認定制度の壁に阻まれ、水俣病のトラウマや偏見、周囲からの差別や圧力もあって、埋もれていました。それが2004年の水俣病の最高裁判決を機に、約5万人の潜在患者が補償を求めて申請しています。

    東日本大震災後は、私のゼミの学生とともに、震災ボランティアとして気仙沼市や石巻市などに行き、避難所の清掃や仮設住宅への引越しなどをお手伝いしました。こうした経験と今は2歳になった双子のイクメンをしていることから、原発事故後、放射能への不安が広がる中で、小さなお子さんを持つお母さんの苦悩やストレスを軽減するための調査研究と健康相談会を行うために、これまで水俣病の研究をしてきた研究仲間と震災関連で参加型のアクションリサーチを続けてきた研究仲間に呼びかけて、「福島子ども健康プロジェクト」を立ち上げました。今後、継続的に福島の子どもとお母さんたちにかかわり、子どもたちが元気に成長する、また、お母さんたちが震災や原発事故の影響を少しでも軽減できるような活動をしていきたいと考えています。

2.上記にかかわる写真・映像、ホームページ

○中京大学現代社会学部の教員紹介(10年前の写真と内容のままですが・・・・)

http://nc.chukyo-u.ac.jp/gendaisyakai/teacher/son.html

 

○2011年度 成ゼミナール 東日本大震災ボランティア活動報告

https://sites.google.com/site/chukyofrc/topic/2011nianduchengzeminarudongribendazhenzaiborantiahuodongbaogao

○水俣病は今なお続く(TOKYO人権 第56号、平成24年11月27日発行)

http://www.tokyo-jinken.or.jp/jyoho/56/jyoho56_tokushu.htm  

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